検査設備及び環境保全
代替処理製品の有害物質不含有を確認し、性能・品質の確認を行い、安全な製品をご提供する為の仕組みである弊社独自の『品質認定システム』を開発致しました。代表的な化学物質への取組み事例をご紹介します。
 
6価クロムに対して
今まで亜鉛めっきの保護皮膜(クロメート層)として使用していましたが、そこには人体に有害とされる【6価クロム】が含有されています。
6価クロム化合物は、溶けて人体に吸収されると発ガン性・経口摂取による胃腸炎や腎炎等の毒性・皮膚接触によるアレルギー・皮膚炎等の症状を引き起こします。
『地球に人にやさしく』ある為に、影響の限りなく少ない代替処置3価クロメート品を製造メーカーでもある当社より、切替のご提案をさせて頂いてまいりました。今後も、多様化される国際規格において、化学物質の管理力が問われる工業製品において、安心して当社にお任せ下さい。
鉛に対して
多くの製品は均一な膜厚を求める為に、無電解ニッケル処理を使用しています。処理液中に【鉛】を含有しており、製品に含有されます。
鉛化合物は、多量に摂取すると腹痛、貧血、神経炎等の症状を引き起こします。
当社では、めっき加工業者に任せるだけはなく、自社の設備にて鉛含有の確認を行い、規定値以下での管理を行っております。
 
カドミウムに対して
真鍮材に含まれる【カドミウム】はリサイクル材として市場より戻った際に添加され肺気腫、腎障害、蛋白尿等の慢性中毒症を発症。また、日本ではイタイイタイ病を引き起こし、また発がん性をも示します。

当社では、規定値内の材料を使用し、加工後の製品を分析確認しております。前事例も同様ですが、見た目の判断が出来ないこれらの環境対応品を専用ラベル等による見える化を実施・継続し、管理しています。お客様へ環境負荷物質含有製品の流出を防止する管理体制が確立・維持されております。

  • QUALITY
  • 品質管理